胃、構造・消化の流れまとめ

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胃の役目と構造

胃の大きな役割、すぐに思いつくでしょうか?

完結に言えば食べ物の貯蓄と消化を行うこと!になります。ちょっと詳しくいうと以下の2つのようにも表せますね。

1、食べ物を貯蔵し,消化吸収のための準備を行うこと

2、食べ物、つまりタンパク質を消化すること

この2つを行うためにどのようなことが行われているのか見ていきましょう。

その前に胃の構造についても触れておきます。

胃の構造

胃の入口を噴門、出口を幽門といって、噴門側から胃底部、胃体部、幽門部と3つの部位に分けることが出来ます。

また、胃の壁は厚い筋肉で作られています!胃壁は内側から順に、粘膜層、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5層に分けられます。多いですねー

また、胃壁表面には胃液の3成分を分泌する細胞である、主細胞、副細胞、壁細胞が並んでいます。

胃の構造が分かりましたか?

それでは胃に食べ物が入ったときの様子を順番にみていきましょう!

胃での消化の流れ

①胃が膨らむ

まず、噴門側から食べ物がはいると、胃壁が伸びて風船のように膨みます。これがめっちゃ大事です!このおかげで、食べ物や飲み物を1.5~2.5リットルも貯めこむことが出来るようになります。ちなみに胃は空腹のときは細長くしぼんでいます。

胃は口腔から肛門まで連なる消化管で

もっとも大きな容積をもつ臓器です!

その後、食道に逆流しないために噴門が閉じ、食物がでないように幽⾨も閉じます。

②胃酸の分泌

そして、メインイベント!胃酸が分泌されます。

詳しく言えば、胃に食べ物が入るとガストリンというホルモンの分泌が高まり、それが胃酸の分泌を促します。

胃酸は胃内のpHを1-2に保ち、殺菌を行います!

胃酸は1日におよそ1.5~2.5リットルほど分泌されています!

食べ物が胃を通るのにかかる時間は、液体ならば数分、固形物では1~2時間です。消化時間は糖質、タンパク質、脂質の順に短くなっています。

ちなみに、脂肪を多く含む食べ物は、3~4時間ほど胃にとどまっているらしいです。

胃液の3成分!

胃液は塩酸、ペプシノーゲン、粘液で構成されています。それぞれの役割を見ていきましょう。

塩酸:壁細胞から分泌される。殺菌を行う!

ペプシノーゲン:主細胞から分泌される。塩酸によりペプシンとなってタンパク質の消化を行う!

粘液:副細胞から分泌される。塩酸で胃壁がただれないよう防御する!そして、胃壁を覆い、食物の移動をスムーズにする。

これらの働きによって食べ物が分解されていきます。

③筋肉によって混ぜ合わせる

消化は胃液だけではなく胃が動くことによって促進されます!

胃には3層の筋肉があり、表面から順に縦走筋、輪状筋、斜走筋と呼ばれています。

この3つの筋肉が動く(収縮運動を行う)ことで食物を回していきます。そうやって胃液をよく混ぜ合わせることによって、食物をどろどろの状態にします。

これで胃の役目は終わりです。

④⼗⼆指腸へ送る

最後に、幽⾨を開いて、どろどろの食物を⼗⼆指腸へ送ります。

幽門は括約筋という輪の形をした筋肉でできています。輪っかが閉じたり開いたりすることによって、送る量を調節しています。

まとめ

胃の構造、役割が少し理解できたでしょうか?胃ではたくさんの筋肉と液を使って消化しています。何か食べたときには自分の胃で何が起きているか想像してみてくださいねー

 

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