とある科目から見た日常 [1話]

小説

こんにちは。リケジョです。学ぶ楽しさを伝えたいという気持ちから、日常をとある科目の視点から見たらおもろいのでは?と思いたち、短編ストーリーにしてみました。学んで世界が広がる感覚を楽しみながら、共有できたらうれしいです。

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バドミントン

物理男子と斜方投射

相手のラケットにシャトルが当たった。斜方投射だ。

単純に考えれば、物体の運動は重力が同じ条件なら同じように変化する。

だから、シャトルの軌道は昨日も今日もほぼ同じように飛んでくる。
角度が大きくて音も大きい、奥まで飛んでくるだろう。
予想通り、打ち上げられたシャトルは放物線を描いて飛んできた。
僕は床に力を加え、作用反作用の原理を利用して、後ろへ下がる。
単純な斜方投射であれば、初速度と角度で落下位置は予想できる。
しかし、シャトルには空気抵抗がある。
だんだん速度が落ち、僕の頭の少し前で地面と垂直方向の速度が0になる。
そして、落下運動が始まる。
これは自由落下…ではない、空気抵抗があるから余裕がある。
相手をみると後ろからまだ戻っていない。

同じシャトルを使えば経験でわかるが、湿度が変われば飛び方、飛距離も変わる、今日は雨だ。
今日の羽は水分を含んでいて質量が大きい。
まあ、速度はV=V0+atだから質量関係ないか。。。

落下速度をみて、タイミングを合わせてラケットの真ん中に衝突させる。
パンっと気持ちのよい音がした。
鉛直投げ下し運動だ。V=-1/2gt^2+v0で初速度は大きい。
相手のコートに向かい、シャトルに重力がかかり落ちていく。
徐々に速度を落としながら、地面とぶつかった。
バドミントンは、固定面(コート)と物体(シャトル)が衝突した時点でポイントが入る。

だから、反発係数は考えなくていい。
摩擦係数もいくつか知らないが、シャトルは床とこすれて滑っていく。
スマッシュが決まった。
思わず、小声でナイッショ とつぶやいた。

後ろから、ナイスショットーと声がした。
なんか発音いいなーと思ったら、Eさんが見ていたようだった。

バイリンガールとclear shot

相手のラケットにシャトルが当たった。クリア 、英語だとclear shot だ。
音が大きい、遠くまで飛んでいきそうだ。
軌道的には、高く打ち上げる「ハイクリア」(high clear)かな。
clearってきれいにするとか明らかにするって認識が強いけど、撤退するっていう意味もある。

ハイクリアは姿勢を整えるのによく使う守備の技だ。

相手の姿勢はかなり厳しいから、まさに逃げてるよね相手の方w

そして、Pくんは後ろに下がった。
さすがfootwork軽いなあー。このfootworkは足さばきの意味ね。
行動が速い、いつでも来る人みたいな意味の「フットワークが軽い」は和製英語らしい。
Pくんああ見えて、こっちの意味でもフットワークも軽かったりしてw

パンっと気持ちのよい音がした。スマッシュ、英語でもsmashで通じる。
smashは昔は強い打撃って意味で擬音語が起源だったらしい。
あたっても、スマッシュ!って音しないけどねーw
今だとsmashは敵などを粉砕、打ち破るを意味する。
まさに、決定打にふさわしい技名だと思う。
スマッシュが決まった。

思わず、小声でGood Shot!とつぶやいた。
バドミントンの応援ではよくナイスショットって使われている。

でも、私的にはgoodのがいい球で褒めてる感じがする。

niceはとりあえず点が入ったり、結果がよいときに使うかな。
まいっか、Pくんには日本語の応援っぽく「ないすしょっとー」と声をかけた。

 

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