自分が成長できる小説
自己啓発本はちょっとなあー
読んで自分のためになる小説ってないかな?
ありますよ!
今回はリケジョが読んだ人生のためになる小説を紹介します
「手紙屋」
就活生必見!就職活動に悩む主人公が手紙屋を使っていくうちに自分の夢をもって人生を切り開いていく話です。
自己啓発!って感じの本ではないですが人生において、特に仕事をする上で大切なことを教えてくれます。主人公の悩む気持ちに共感したり、正体不明の手紙屋が誰か考えたりしながら読み進めていました。主人公が成長していく姿がたくましく物語もしっかり構成されていて面白かったです。
「何しろ会社が儲かるということは、その会社が多くの人から必要とされているということですから」
この言葉が一番刺さりました。今まで会社とかビジネスは金儲けのためにあって利益や収益にとらわれているように感じていましたが、この本を読んで仕事に対する考えが変わりました。他にも仕事や働くことに対する心構えをたくさん教えてくれます。
「最後の医者は桜を見上げて君を想う」
患者さんが死と向き合うことについて考えさせらせる話です。この本は目次を見ると分かりますが、全て「とある○○の死」となっています。会社員、大学生などとある誰かに焦点をあてて物語が展開されます。すなわち、必ず1章で1人なくなってしまうのです。病気が治って生きていてほしいと思いつつ、救われないことはもう知っています。だからこそ、この小説では患者が「どう死と向き合うのか」について鮮明に読み取ることが出来ます。
「生きているだけで….いいのに」
たった一言ですが、この言葉に涙腺が刺激されましたね…死が宣告されて初めて身近にいる存在がどれほど愛おしく、大切な存在であったかに気づかされます。本当に生きているだけでいい。そばにいてくれるだけで、一緒に笑ってくれるだけでよかったのに。
日常に追われると忘れてしまいますが人間の命は有限であり、身近な人の存在も自分の存在も永遠ではないのです。限りある時間を大切にしていきたいと思いました。
「そして、バトンは渡された」
家庭の事情が複雑であっても不自由していないこと、それが逆に大変だと感じる主人公が日常生活を送る話です。周りの人から愛情を注がれる主人公とその暖かさに引き込まれます。私は主人公よりも森宮さんの言葉が印象的でした。
「人のために生きると自分の時間が2倍になる」
自分のために生きるのって難しいといっていた森宮さん。自分が満足するように頑張ることよりも人のために生きることの幸せについて教えてくれます。
まとめ㌨
いかかでしたでしょうか?読んで楽しいだけでなく、様々なことが学べるのが小説のよい部分だと思います。どの話もハートフルで感動的なので物語に興味がある人もぜひ読んでみてください。
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